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ARTISTS - & records OWEN

 

OWEN
オーウェン


Joan of ArcそしてThe Promise Ringという90年代半ばから現在にまで通じるEMO〜ポストロック・シーンの代表的2大バンドを産み落としたことでいまや伝説的な存在となっているCap'n Jazz。中心となっていたのは、現在もJoan of Arcの中核であるティムとマイクのキンセラ兄弟。そこでは一貫してドラマーとしてリズムを支えていた弟マイクが、兄に勝るとも劣らない唄心の持ち主であったことは、1999年にリリースされたAmerican Footballの傑作アルバム『American Football』で広く知られることとなった。American Footballとしては1作で終わってしまったが、その後も様々なバンドでプレイしつつ、自らの唄心を育み続け、それは新たなプロジェクトとして結実する。それがこのOwen。これまでに5枚のアルバムと、数枚のEP、スプリットなどを、コンスタントかつマイペースにリリース。Maritime(元The Promise RingのDavey von Bohlenらによるバンド)の前座なども含め、5度来日を果たし、54-71、toe、二階堂和美、曽我部恵一、OGRE YOU ASSHOLE、group_inou、nhhmbase、麓健一らと共演している。Charaや坂本真綾もファンであることを公言するなど、日本でも確固たる人気と評価を誇る。そんな彼の6枚目となるアルバムが完成。前作『NEW LEAVES』(YOUTH-081)から2年、またしても秋に届けられた本作は、近作同様、Modest MouseやIron & Wineなどを手掛けたBrian Deckや、従兄弟であるNate Kinsella(Make Believe、Birthmark)らの協力も仰ぎつつ、メインとなったのはBonnie "Prince" BillyやAndrew Birdなどを手がけるNeil Strauch。彼の音作りにより、滋味溢れる彼自身の唄声とギターの調べ、それに寄り添う最低限のバッキングだけというシンプルさだが、その一音一音があまりにも多くのものを物語る、芳醇の極みともいえるサウンドを生み出すというOwenマジックは今回も健在で、さらに、昨年のCap'n Jazzの再結成ツアーに参加した影響か、これまでになくロックな面も垣間見える、実に魅力的な多層性を持ったアルバムとなっている。また、これまで本編や、日本盤にはボーナストラックにカヴァー曲を収録するのが恒例になっているが(これまでにExtreme、The Velvet Underground、Bruce Springsteenなどをカヴァー)、今回はボーナストラックにThe SmithsとWilcoのカヴァーを収録している。

 

CATALOG

&093 GHOST TOWN

&067 NEW LEAVES
&025 AT HOME WITH OWEN
&015 I DO PERCEIVE.

 

http://www.owenmusic.com
http://www.myspace.com/mybandowen




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