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ELECTRIC PRESIDENT
エレクトリック・プレジデント

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2004年よりフロリダ州ジャクソンヴィルにて活動するベン・クーパーとアレックス・ケインによるデュオ・ユニット。ベンは13歳の頃より、様々なバンドでギター、ドラム、ヴォーカル、ベースなど様々なパートを担当する。アレックスはThe Helicopter Projectというバンドで、ベースとして音楽活動を開始。後にベンがヴォーカルとして加入する。こうして出会った2人は、2000年頃から一緒にアレックスのベッドルームや、ベンの倉庫などでレコーディングを開始する。2004年にユニット名をエレクトリック・プレジデントとする。2006年1月に、ムームやスタイロフォームを輩出するドイツのエレクトロニカ系レーベルMorr Musicよりアルバム『s/t』にてデビュー。同年6月、7”「You Have The Right To Remain Awesome, Volume 1」「You Have The Right To Remain Awesome, Volume 2」を2枚同時リリース。この時点で、23歳(ベン)と21歳(アレックス)という若さであった。ラップトップを駆使したエレクトロニカを基調としながらも、アコースティックな肌触り、ロック的ダイナミズムを感じさせるリズム、インディー・ポップ的な遊び心、そして何よりも、デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバートやアメリカン・アナログ・セットのアンドリュー・ケニーにも通じる、心に染み入る唄心が絶賛される。ポスタル・サーヴィスや、同レーベルのスタイロフォームやゴー・ファインド、アンチコンのクラウドデッドなどを引き合いに出されながら、ここ日本でも専門店を中心に大きな話題を呼び、輸入盤ながら3,000枚以上ものセールスを記録する。本国USでは、アルバム・リーフやピンバック、スプーンらとともにドラマ「The O.C.」の挿入歌に1stアルバム収録曲が使用され、知名度が飛躍的にアップする。2007年1月、ベンのソロ・ユニットであるラディカル・フェイスのアルバム『Ghost』が、同じくMorr Musicよりリリース。1人ですべてをコントロールすることにより、彼の多才さや完璧主義ぶり、シンガーソングライター的資質が露になった素晴らしい作品で、こちらもスマッシュ・ヒットを記録する。2008年6月、エレクトリック・プレジデントとしては2年半ぶりとなる2ndアルバムにして、日本デビュー・アルバム『SLEEP WELL』(YOUTH-051)をリリース(ボーナストラックとして、前述の2枚の7”に収録された全4曲を収録)。「夢と悪夢」をテーマに作られた楽曲集となったほん同作は、ラディカル・フェイスの流れを汲む、ストーリー性、作家性の高い作品に。前作同様、うきうきするような爽やかさ、陽だまりのような温かさを感じさせるポップさはもちろん、サウンド、唄ともに、よりディープなリスニングに堪えうる深み、クオリティを獲得した大傑作となった。同年、ベンがラディカル・フェイスとしてアイ・アム・ロボット・アンド・プラウドとともに来日。全国3ヶ所でライヴを行い、朝霧JAMにも出演を果たす。2010年、3rdアルバム『THE VIOLENT BLUE』が到着。ドイツのMorr Musicを離れ、コネチカット州ニュー・へイヴンのFake Fourに移籍してリリースされる本作は、前作『SLEEP WELL』のB面集のような位置付けでスタートしたが、創作の過程で、全く異なる別個のアルバムとして仕上がった。本作でのテーマは「海」。タイトルの『THE VIOLENT BLUE』とは、ベンが付けた海の別名である。音楽的にも歌詞的にも「海」そして「水」を感じさせるように作られたという本作で、彼らは更なる進化/進化を遂げた。彼らの最大の特徴であるキャッチーなメロディーはそのままに、美しいハーモニーや、幾重にも編み上げられたサウンドスケープは緻密さを増し、そしてなによりソングライティングの成熟を強く感じさせる逞しい楽曲群。 “サウンドによる絵画”とも言うべき、新たなる芸術作品をじっくり堪能して頂きたい。

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