Archive for the ‘artist’ Category

MATT PRYOR

月曜日, 10月 21st, 2013

90年代EMOシーンの最重要バンドの一つであり、今なお多くの若手バンドをインスパイアしているThe Get Up Kids。1995年にカンザス州ミズーリで結成。1997年、Doghouseより1stフル・アルバム『Four Minute Mile』でデビュー。以後、GREEN DAYやWEEZERのツアー・サポートを務めたり、イギリスのレディング・フェスティヴァルに出演するなど、瞬く間に世界的な成功を収める。中でも1999年にVagrantからリリースされた『Something to Write Home About』は、今も名盤として語りづかれている。日本でもメジャーからリリースされ、2000年には初来日、HUSKING BEEやHi-STANDARDと共演して大成功を収めるなど確固たる人気を獲得。その後、2枚のアルバムをリリースし、日本でもFUJI ROCK FESTIVALに出演、さらに2度のツアーを行うなど、人気絶頂の最中、2005年に惜しまれつつ解散。ヴォーカルのマット・プライアーは、2000年から、バンドの傍ら始めていたアコースティック・ソロ・プロジェクトThe New Amsterdamsを本格的にバンドとして稼動させる。これまでに、Vagrantから5枚、TGUKのジムのレーベルCurb Appearlから1枚、アルバムをリリースしている。2008年にはThe New Amsterdamsを休止し、初のソロ名義のアルバム『Confidence Man』をVagrantからリリース。その後、2009年、名盤『Something to Write Home About』のリリース10周年を祝うツアーのためにTGUKが再結成。2010年には来日し、COMEBACK MY DAUGHTERSとのツアーを成功させている。2011年にはFUJI ROCK FESTIVALにも出演し、さらには新作『There Are Rules 』もリリース。その傍ら、自主制作で2ndソロ・アルバム『May Day』や、子供たちのための音楽を作るユニットThe Terrible Twosとしての活動、TGUKのメンバーであるジェイムス・ドゥウィーズとの共作、さらに、毎回友人のミュージシャンをゲストに迎えるポッドキャスト番組『Nothing to Write Home About』をスタートさせるなど精力的に活動。そして2013年、TGUKとして2年ぶりの来日を果たし、大阪名古屋の単独公演に加えて、所沢航空記念公演で行われるフェスティヴァルtieemoに2日連続参加、1日目は1stの、2日目は2ndの楽曲を中心に演奏するというこのタイミングで、3rdソロ・アルバムが完成。The New AmsterdamsのBill Belzer(Dr)とEric McCann(Ba)をはじめ、ミックスにEd Rose、ゲストにBraidのBob Nanna、Saves the DayのChris Conleyといった盟友たちを迎え、持ち前の極上のメロディーと唄声はもちろん、これまでのソロにはなかった突き抜けたアグレッシヴさとエモーションに溢れ、TGUKファンなら「待ってました!」と言いたくなる要素が詰まった会心の一作に。ソロとしては初の日本盤となる本作を、5曲ものボーナストラックを追加して、緊急リリースする。

KATE SIKORA

水曜日, 10月 17th, 2012

アメリカはニュージャージー出身で、現在は東京で活動する女性シンガーソングライター。2005年にアメリカでリリースした1st アルバム『Grace In Rotation』を日本でも2009年にリリースしたほか、中尾憲太郎監修のコンピレーション『kill your T.V.09』に参加。2010年にはKateの別ユニットTHE LOYAL WEの1st アルバム『HOMES』をリリース。2012年にリリースされたソロ2ndアルバム『JUST ENOUGH SPACE』ではTeenage FanclubやBelle and Sebastianなどを手がけてきたグラスゴー出身のDavid Naughtonをプロデューサー兼エンジニアに迎える。今までの活動では、FUJI ROCK FESTIVAL ’09「ROOKIE A GO-GO」出演や、Deerhoofのメンバーとのツアー、また2010年には敬愛するLiz Phairのオープニング・アクトを務め、最近は国内でも多数のCM音楽制作を手がける。彼女のインディーポップスタイルはBelle and Sebastian、Feist、Suzanne Vegaなどと比べられることが多く、温かみのあるアコースティックサウンドと甘く優しい歌声が特徴的である。現在のバンドメンバーである、みんみん、Reiko(ケラ&ザ・シンセサイザーズ)、なるけしんご(ti-ti.uu)らと2015年より制作に入り、前作に引き続きプロデューサー兼エンジニアのDavid Naughtonと共に作りあげた最新3rdアルバム『THE DAYS WE HOLD ON TO』には自身初となる日本詞の歌「雪の下」を含む10曲が収録。

タラチネ

金曜日, 5月 11th, 2012

2002年結成の6人組バンド。桑原が綴る日常を切り取ったユニークな歌詞、桑原の温かい歌声と岸の透明感のある女声ヴォーカルが紡ぐグッド・メロディー。そして、ギター、ピアノ、メロディオン、アナログ・シンセを用いた独自のバンド・サウンドによる、表情豊かで多彩なアレンジが特徴。現在は、リズム・セクションに出川美樹子(from texas pandaa)と、たなかけん(from 百景)を迎えた総勢6名で活動中。2006年にミニ・アルバム『桃源郷』をリリース。その後クラムボンのmitoをサウンド・プロデューサーに迎え、シングル『MELLOW GOLD』、1stアルバム『世界の歌』をリリースしている。また、2011年5月に発売されたmitoの作品集『mito archive 1999-2010』に、「愛の花」(『世界の歌』収録)と、岸が歌唱参加し話題となったmitoによるUR賃貸のCMソング「My Grandfather’s Clock(大きな古時計)」が収録されている。また岸は現在放映中のコッコアポのCM(多部未華子出演)でもその歌声を披露している。

Doit Science

水曜日, 2月 15th, 2012

’02年春、熊本にて、ノイズ/インプロ・ユニット”鬼☆弁慶”が、ナイーヴな駄目青年ドイの更生をもくろみ、無理矢理バンドに巻き込む形で結成される。 よって当初のバンド名は、「Doit Chance / ドイチャンズ」であった。音楽性も、彼のパーソナリティを反映させるべく、Galaxie500~Luna的なナイーヴ・ロックを標榜していた。しかし、あまりの演奏力の無さと、なによりもドイ自身の更生への意思の弱さ、更に、ミック・カーンをフェイヴァリットに挙げるベースの山口が、ベースをフレットレスに改造したため、音楽性の変更と、それに伴いバンド名の変更を余儀なくされる。「ドイ・サイエンス」改名後は、”レッド・クレイオラmeetsレッド・ツェッペリン”的アンサンブルを夢見て、グダグダのテクスチャーと無闇なコーラスの反復練習に励んでいる。’07年11月、自主レーベルmellowsounds worksより1stアルバム『Technology』を発表。 ’10年4月、OWENとTim Kinsella(Joan of Arc)と共演した博多住吉神社能楽殿でのアコースティック・ライヴを収めたCD-Rを発表。 ’11年4月、& recordsの東日本大震災ベネフィット・コンピに上記ライヴCD-R収録曲にて参加。自主企画”Art Blakey”を主催。アート不毛の地・熊本にて、国内外から有名無名問わず、オブスキュアで刺激的なアーティストを多数招聘。これまでのゲストは、FLUID、elevation、Teppohseen、ヨルズ・インザ・スカイ、Accidents in too large field、Micchel Doneda、山内桂、velocityut、California Dolls、一楽まどか、,雅だよ雅、d.v.d、工藤冬里(Maher Shalal Hash Baz)、Fresh!、ドラびでお、勝井祐二、山本精一、RUINS alone、COMBOPIANO、テニスコーツ、電子卓上音楽団、nhhmbase、the guitar plus me、miyauchi yuri、Autumnleaf、worst taste、マクマナマン、Lawrece English、KIRIHITO、PANICSMILE、百景、awamok、Rachael Dadd、Ichi、いんぱらのヘソ、ヒゲの未亡人、cokiyu、倉地久美夫+外山明、アニス&ラカンカ、等々多岐に渡る。

Ryo Hamamoto

木曜日, 1月 12th, 2012

卓越したプレイを聴かせるギタリストとして、mooolsやハリネコへの参加等で高い評価を得る。しかし、そのギターは彼の才能の一部でしかなく、本質は歌を大切にするシンガーソングライター。2004年頃からソロでの活動を開始。同年、Padokの渡部牧人とともに制作した9曲入り弾き語りアルバムCD-R『From Now To When』をリリース。2007年にToy’s Factory Musicのレーベル、おもちゃ工房からRyo Hamamoto名義での1stアルバム『Leave Some Space』リリース。2009年の8月にmooolsの『Weather Sketch Modified』の「影も形」のレコーディングにリードギターで参加。翌2010年moools & Quasiのスプリット・ツアーにギタリストとして帯同。その後のツアーもライヴも継続して参加、WOLF PARADEとのアメリカ・ツアーにも一部帯同、その後正式にメンバーとなる。2012年3月、前述の渡部、ドラマーの神谷洵平、そしてギタリストおよびエンジニアとして岩谷啓士郎(トクマルシューゴ&ザ・マジック・バンド、LOSTAGE、日暮愛葉 and LOVES!、LEO今井等)が参加したRyo Hamamoto & The Wetland名義でのセルフ・タイトル・アルバムを& recordsよりリリース。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文から絶賛のコメントを寄せられたり、音楽評論家の岡村詩野からは「日本のボン・イヴェール」と激賞されるなど、高い評価を得、ARABAKI ROCK FESTにも2年連続出演を果たす。2015年11月、アルバムからの先行カットとして、初の7インチ・シングル「Last Train Home」をリリース。

MINES

木曜日, 12月 15th, 2011

2001年、チャドとロン、2人のソングライターを中心にシアトルにて結成。同年、デモ・ミニアルバム『MINES』にてデビュー。Black Heart ProcessionのエンジニアであるZack Reinigによるプロデュースのもと、2002年(日本盤は2004年1月)にリリースした1stアルバム『THE WAY THE WIND WHIPS THE WATER』が、ポスト・ロック的サウンド・センスと優しい唄心で話題に。2004年、4人編成となり、再びZackとともに制作した2ndアルバム『TEAM A.W.E.S.O.M.E.』が完成。数々のキャリアで培った確かなテクニックを、思わず口ずさんでしまうようなメロディーにのみ奉仕させているかのような、ポップで瑞々しい魅力に溢れた11曲を、日本独占リリース。現在は活動休止中。

THE DUDLEY CORPORATION

木曜日, 12月 15th, 2011

2000年、Dudleyを中心に結成。2001年9月、The Delgadosのメンバーをゲストに迎えてレコーディングした1stアルバム『The Lonely World Of The Dudley Corporation』をリリース。2002年8月、同アルバムが、Ancient GreeksでおなじみのFlameshovelよりUSリリース。そして、2003年9月、Mogwai、Arab Strap、The Delgadosなどを手がけたアンディ・ミラーのプロデュースの元、再びChemikal Undergroundのスタジオで録音された2ndアルバム『IN LOVE WITH THE DUDLEY CORPORATION』をリリース。限定でリリースされたシングル「What a Human Does」は、1週間で完売し、アイリッシュ・チャートでTOP 30にランクインを果たす。

ASAHI

木曜日, 12月 15th, 2011

2000年頃から活動を開始。アメリカ西海岸を中心にThe Velvet TeenやJuno、John Vanderslice、Denaliといったバンドたちと精力的にライヴ活動を行う。2002年、1stアルバム『HEAD ABOVE WATER』リリース。たゆたうような時の流れを感じさせるギターとピアノの調べ、男女混声による繊細なハーモニーが高い評価を得、KEXPのNorthwest Music Chartで第5位を獲得する。2004年2月、Jen Woodのバックメンバーとして、Tomoが来日。弾き語りでオープニング・アクトを務め、Jeff Buckleyにも比肩しうる歌声を披露、絶賛を浴びる。現在は解散。TomoはGrand Hallwayというバンドで活動している。

CALLIOPE

木曜日, 12月 15th, 2011

ミシガン州ランシングの4人による5th。浮遊感溢れるサウンドスケープと、ナチュラルな唄心が優しく溶け合う。90年代初頭に活動していたシューゲイザー・バンドSixth With Violetのメンバーを中心に94年結成。2ndアルバムをプロデュースしたCasey Riceに影響を受け、ホーム・スタジオ「TRASH 180」を設立。以後、独自の実験・制作に没頭する。03年、オリジナル・メンバーであるEricが脱退、代わりに女性ヴォーカルCarmenが加入。結成から10年、5枚目のアルバムとなる『SOUNDS LIKE CIRCLES FEEL』は、ドリーミーでスペーシーな質感だけでなく、ラウンジ感溢れるタイトなポストロック・エッセンス、さらにナチュラルな唄心が見事に溶け合った最高傑作。

NOBODY & MYSTIC CHORDS OF MEMORY

木曜日, 12月 15th, 2011

Prefuse 73と作品やツアーで共演し、FUJI ROCK FESTIVAL ’05にも彼と共に来日した西海岸のポップ・マエストロ、DJ Nobody。そして長年カルト的な人気と高い評価を得てきたBeachwood Sparksの元メンバー、Chris Gunstによるユニット、Mystic Chords Of Memory。アメリカ西海岸が誇る2つの才能が見事に溶け合ったコラボレーション・アルバム『TREE COLORED SEE』を、2005年にリリース。Mystic Chords Of Memoryのメランコリックな歌を、Nobodyがスペシャルなサイケデリアで調理、緩やかなグルーヴを添える。素朴な手触りとカラフルな華やかさ、フォーキーなメロディーと優しいリズム。絶妙のバランス感覚でそれらを調和させた爽やかな逸品に仕上がっている。2006年には来日ツアーも成功させている。