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EARLIMART

木曜日, 12月 15th, 2011

ロス・アンジェルスにて、アーロン・エスピノーザを中心に、1999年より活動を開始する2人組(結成当初は4人)。バンド名は、アーロンの故郷フレズノーとLAの中間にある小さな町の名前にちなんで付けられた。2000年、カリフォルニアのモデスト(グランダディの出身地)のインディー・レーベルDevil In The Woodsより1stアルバム『Filthy Doorways』にてデビュー。同年、2nd『Kingdom Of Champions』をリリースし、バンドとしても精力的に活動する傍ら、LA近郊、シルヴァー・レイクそばのイーグル・ロックに、自らのスタジオでもあると同時に、音楽的集合体でもあるThe Shipを設立。そこから、アーヴィン、シルバーサン・ピックアップス、レッツ・ゴー・セイリング、シー・ウルフなど、数々の好アクトを輩出するだけでなく、グランダディ、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョン、ブリーダーズなどの作品制作に深く関わる。アーリマートとしては、2003年に、NYの大手総合エンターテイメント会社Palm Picturesと契約。EP「The Avenues」『Everyone Down Here』(グランダディのジェイソン・リトルが共同プロデュースとして2曲に参加)をリリース。米インターネット・メディアPitchforkにて、8.5ポイントを獲得するなど、高い評価を得る。翌年には、4thアルバム『Treble & Tremble』をリリース。3万枚以上のセールスを記録する。ライヴ活動も精力的に行い、ペドロ・ザ・ライオンとのツアーも成功させている。その後、メンバーも2人だけとなり、所属レーベルも閉鎖するなど、苦難の時を越えて、2007年8月、3年ぶりとなる5thアルバム『MENTOR TORMENTOR』(YOUTH-039)を、ライノの創設者リチャード・フースが2003年にスタートさせた総合エンターテインメント会社Shout! Factory内にアーリマートのために新たに設立されたMajordomo Recordsからリリース。2008年1月には日本デビューも果たす。3月にはSXSWで連日熱いプレイを披露し、なんとダリル・ホールの前座も務めた。そして、7月。前作から1年足らずという短いスパンでリリースされる6thアルバム『HYMN AND HER』は、前作同様、The Shipにてセルフ・プロデュースで制作。繊細でメランコリックな楽曲と唄心、そしてエンジニアならではの感性で編み上げられたサウンドスケープによるサイケデリアといった彼らの魅力が溢れんばかりに詰まっている。今回も収録されたアリアナ単独で作られた楽曲も素晴らしく、全体を通しても彼女の貢献度は特筆に価する。かつては恋人同士であり、今はともに音楽を創造する盟友である2人だからこそ創り出せた、インティメイトな肌触りに、感動せずにはいられない。このアルバムをひっさげて、2009年には来日ツアーを成功させている。その後、元GRANDADDYのジェイソンとアーロンとともにADMIRAL RADLEYを結成。2010年にアルバムをリリース。来日ツアーも成功させている。

ADMIRAL RADLEY / I HEART CALIFORNIA

水曜日, 12月 7th, 2011

グランダディのジェイソンとアーロン、アーリマートのアーロンとアリアナ、この盟友4人による新たなるバンド。グランダディは92年結成。97年V2より再リリースされた1stでブレイク。00年、第1回サマーソニック出演。アーリマートは、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョン等のエンジニアであったアーロンによって99年に結成。08年、5thと6thを日本リリースし来日ツアーも成功させている。長い付き合いである彼らは、以前よりアーロンが所有するスタジオThe Shipでセッションを繰り返し、気が付けばアルバムが完成。決して、その場の楽しみのためだけに作られたのではなく、両バンドの良いところだけを抽出して結晶化したような、素晴らしい作品となった。

EARLIMART / HYMN AND HER

火曜日, 12月 6th, 2011

エンジニアとして、グランダディ、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョンなどの作品制作に深く関わったアーロン・エスピノーザと、アリアナ・マーレイによるLAのデュオ。前作から1年足らずでリリースされる本作には、繊細でメランコリックな楽曲と唄心、そしてエンジニアならではの感性で編み上げられたサウンドスケープによるサイケデリアといった彼らの魅力が溢れんばかりに詰まっている。そして、特筆すべきはアリアナの貢献度で、前作に引き続きアリアナ単独で作られた楽曲も素晴らしい。かつては恋人同士であり、今はともに音楽を創造する盟友である2人だからこそ創り出せた、インティメイトな肌触りに、感動せずにはいられない。

EARLIMART / MENTOR TORMENTOR

火曜日, 12月 6th, 2011

ロス・アンジェルスにて、アーロン・エスピノーザを中心に、1999年より活動を開始する2人組(結成当初は4人)。アーロンは、自分のスタジオ、ザ・シップにて、アーヴィン、シルバーサン・ピックアップス、レッツ・ゴー・セイリング、シー・ウルフなど、数々の好アクトを輩出するだけでなく、グランダディ、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョン、ブリーダーズなどの作品制作に深く関わる。繊細でメランコリックな楽曲と唄心、そしてエンジニアならではの感性で編み上げられたサウンドスケープによるサイケデリア。エリオット・スミスやイールズらを生み出したシルヴァー・レイク・シーンから届けられた、最新かつ最良の唄たちがここに。