シアトルを拠点に活動するシンガー・ソングライター。1995年から2006年までペドロ・ザ・ライオンとして活動。ジョーン・オブ・アーク、ザ・プロミス・リングなどを輩出したJade Treeからのリリースで、USインディー最高の唄心バンドとしての評価を確固たるものとする。2006年よりソロとして、デス・キャブ・フォー・キューティーを輩出したBarsukと契約。そして2009年9月、遂に待望の1stフル・アルバムが到着。全ての楽器を自分1人で演奏し唄うという文字通りの完全ソロ作品で、ペドロ・ザ・ライオン時代よりさらに滋味溢れるデイヴィッドの唄の魅力が全開。改めて彼が現代最高のSSWの1人であるということを知らしめる、至高のデビュー・アルバム。
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DAVID BAZAN / CURSE YOUR BRANCHES
水曜日, 12月 7th, 2011YOMOYA / Yoi Toy
水曜日, 12月 7th, 20112003年より活動する4人組。ポスト・ロック、オルタナ、USインディー、フォークなどを消化した高次元の音楽性と人懐っこさが同居したサウンド、電飾を施したステージで繰り広げる激しさと繊細さが交錯するパフォーマンス、文学性や叙情性を感じさせるメロディー、日本人の心の琴線に触れる声が最大の特徴。2作目となる本作は、OGRE YOU ASSHOLEを手がけた斉藤耕治のプロデュースにより、ライヴでお馴染みの曲から、J-POP並の訴求力を持った新曲まで、確実にバンドがネクスト・レヴェルに上ったこと、そして大きな舞台に羽ばたくであろうことを確信させる、溢れんばかりの魅力、パワーが宿った8曲+αを収録。
JOAN OF ARC / FLOWERS
水曜日, 12月 7th, 20111996年に結成以来、ティム・キンセラを中心とした不定形グループとして、これまでにオリジナル・アルバムとしては9枚、他にもEPや、企画盤、ライヴ盤などをリリースし、さらに、別ユニットやソロ・アルバムなども含めると、優に50枚以上のアルバムを生み出し続けているシカゴのポストロック~EMOシーンの最重要バンドの最新作。痛々しいほどにエモーショナルだった前作に比して、アルバム・タイトルからも見受けられるように、人生を俯瞰して見つめる視線が感じられる、より穏やか、かつ大胆な作品となった。常に音楽的に、文学的に、進化することをやめないティムの尽きない創造性が、また1つの高みに達したことを告げるシカゴからの最新レポート。
JEN WOOD / FINDS YOU IN LOVE
水曜日, 12月 7th, 2011シアトル在住のシンガー・ソングライター。1992年よりTattle Taleのメンバーとして活動を開始。98年にソロ・デビュー。ジョーン・オブ・アークのティム・キンセラとスプリットEPをリリースしたり、ザ・ポスタル・サーヴィスのアルバムに参加したりと、USインディー~ポスト・ロック界で絶大な支持を得ている。実に7年ぶりとなる本作では、地元シアトルの盟友たちが全面参加。これまでギター一本で表現されることの多かったジェンの世界が、バンド・サウンドによって、より大きな世界観を獲得。その唄声も、さらに優しく、滋味溢れる。長らく待たれていた歌姫の帰還であり、新たな挑戦でもあるこのアルバムの完成を心から祝いたい。
SAXON SHORE / IT DOESN’T MATTER
水曜日, 12月 7th, 2011マシュー・ドーティーを中心とする、ペンシルヴァニア出身の5人組インストゥルメンタル・バンド。デイヴ・フリッドマンのプロデュースによる3rdで、り、彼らの繊細かつ凶暴なメロディー/サウンド・センスが開花。06年にはトリステザとのカップリングで来日も果たす。3年ぶりとなる本作では、再びフリッドマンと組み、数々のツアーによってライヴ・バンドとして成長したこの5人によるパフォーマンスを生々しく捉えることに成功。ソロ・シンガーである、マイス・パレードにも参加するキャロライン・ラフキンをゲストに迎えたヴォーカル曲も披露。より多くの人に聴かれるべきという意味で、史上最高に“ポップ”なアルバムとなった。
JOKER’S DAUGHTER / THE LAST LAUGH
火曜日, 12月 6th, 2011ギリシャのキプロス島にルーツを持ちながら、ロンドンに生まれ育ったヴォーカリスト/ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリスト、ヘレナ・コスタスによる1人ユニット。2003年にデモを送ったことから交流が始まったデンジャー・マウスとの全面コラボレーションにより作られたデビュー・アルバム。様々な領域の感情を表現できる稀有な才能を持ったヴォーカリストであるヘレナと、時代の寵児とも言うべき希代のプロデューサーであるデンジャー・マウス。この2人の出会いが、息を呑むほど美しいフォーク・ポップを生み出した。USではブライト・アイズのコナー・オバーストが運営するレーベル、Team Loveからリリースされる。
BOY IN STATIC / CANDY CIGARETTE
火曜日, 12月 6th, 2011ボストン出身のシンガー・ソングライターである台湾系アメリカ人アレクサンダー(アレックス)・チェンと、同じくボストン出身のドラマーである日系アメリカ人ケンジ・ロスによるデュオ。2004年にアレックスのソロ・ユニットとして1st『Newborn』でThe NotwistのレーベルAlien Transistorよりデビュー。2006年にはラップトップ・シューゲイザーの傑作である2nd『ヴァイオレット』を引っさげ来日も果たす。2008年、そのツアーにも同行していたケンジが参加、デュオに。前作までと打って変わって、ポジティヴさや開放感、そして眩しいばかりのポップネスに満ち溢れている。何度も聴くにつれ、最初の驚きや戸惑いは大きな喜びに変わるだろう。
nhhmbase / ALIVE AT THE WALL
火曜日, 12月 6th, 20112004年の結成以来、変拍子や転調を多用しながらも、不思議なほどシンプルでポップな印象を与える楽曲と、ときに出血し救急車で運ばれるほどテンションの高いライヴを武器に、group_inou、トクマルシューゴ、OGRE YOU ASSHOLEらとともに、新たなシーンを作り上げる。本作は、彼らの本領であるライヴを、それも旧メンバーによる最後の演奏となった2008年11月2日台北公演を完全収録した初のライヴ・アルバム。nhhmbaseは、現在新メンバーを迎えて、マモルのソロ・プロジェクト的色彩を強めた新たなバンドとして再始動しているが、長らくライヴ・バンドとして高い評価を得てきた第一期nhhmbaseの最高の瞬間を永遠に封じ込めた貴重な作品として輝き続けるだろう。
BIBIO / VIGNETTING THE COMPOSTE
火曜日, 12月 6th, 2011イングランドはウエスト・ミッドランズ在住のスティーヴン・ウィルキンソンによる1人ユニット。ボーズ・オブ・カナダのマーカス・イオンの紹介によってUSはLAのMush Recordsより2004年にデビュー。アシッド・フォーク的なギター、チープな機材によるエフェクトやフィールド・レコーディングなど、その奇妙かつ愛すべきサウンドは、インクレディブル・ストリング・バンドやジョアン・ジルベルト、トータスなどと比較されながら絶賛される。2009年、Warp Recordsへの移籍という噂も流れる中、3rdアルバムが完成。新しくも温かい、革新と郷愁を同時に感じさせるようなサウンドスケープを編み出す彼独自の手法が完全に確立した傑作。
MARCHING BAND / SPARK LARGE
火曜日, 12月 6th, 20112004年より活動するリンシェーピング在住のデュオ。自主制作EPが地元紙やWebなどで評判となり、LAのUrband & Lazor Music Publishingと契約。クラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーやヨ・ラ・テンゴなどを手がけるアダム・ラッススをプロデューサーに迎えて制作された1stアルバムである本作は、マリンバ、バンジョー、ヴィブラフォンなどを幾重にも重ねた流麗なサウンドスケープや、ビートルズばりの美メロとハーモニーが、ベル&セバスチャンやザ・シンズなどを引き合いに出されながら大きな話題となり、myspaceのアクセスは、異例の早さで100万を超えた。1曲たりとも駄曲がない、彼らのソングライティングの妙技に酔いしれて頂きたい。