グランダディのジェイソンとアーロン、アーリマートのアーロンとアリアナ、この盟友4人による新たなるバンド。グランダディは92年結成。97年V2より再リリースされた1stでブレイク。00年、第1回サマーソニック出演。アーリマートは、エリオット・スミス、フォーク・インプロージョン等のエンジニアであったアーロンによって99年に結成。08年、5thと6thを日本リリースし来日ツアーも成功させている。長い付き合いである彼らは、以前よりアーロンが所有するスタジオThe Shipでセッションを繰り返し、気が付けばアルバムが完成。決して、その場の楽しみのためだけに作られたのではなく、両バンドの良いところだけを抽出して結晶化したような、素晴らしい作品となった。
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ADMIRAL RADLEY / I HEART CALIFORNIA
水曜日, 12月 7th, 2011MARCHING BAND / POP CYCLE
水曜日, 12月 7th, 20112004年より活動するリンシェーピング在住のデュオ。08年8月、LAのU & L Recordsからリリースされた1stが、多彩な楽器を幾重にも重ねた流麗なサウンドスケープや、ビートルズばりの美メロとハーモニーが、ベル&セバスチャンやザ・シンズなどを引き合いに出されながら大きな話題となる。その後も多くの映画やTVから彼らの楽曲が流れる中、2ndが到着。ピーター・ビヨーン・アンド・ジョン、ザ・コンクリーツ、カメラ・オブスキュラなどを手がけたヤリ・ハーパライネンをプロデューサーにより、前作同様、ウキウキするようなキラキラした楽曲に、高度に練りこまれたアレンジ、文学性の高い歌詞と、どこをとっても隙のない、まさに究極、無敵のポップ・アルバムがここに完成した。
ELECTRIC PRESIDENT / THE VIOLENT BLUE
水曜日, 12月 7th, 20112004年よりフロリダ州ジャクソンヴィルにて活動するベンとアレックスによるデュオ・ユニット。06年1月に、ムームやスタイロフォームを輩出するドイツのエレクトロニカ系レーベルMorr Musicよりアルバム『s/t』にてデビュー。ポスタル・サーヴィスやクラウドデッドらと比較され、輸入盤ながら大ヒットを記録する。3rdとなる本作で、ベンのSSW的資質は前作よりさらに進化/深化を遂げた。彼らの最大の特徴であるキャッチーなメロディーはそのままに、美しいハーモニーや、幾重にも編み上げられたサウンドスケープは緻密さを増し、そしてなによりソングライティングの成熟を強く感じさせる逞しい楽曲群。“サウンドによる絵画”とも言うべき、新たなる芸術作品をじっくり堪能して頂きたい。
I AM ROBOT AND PROUD / UPHILL CITY REMIXES & COLLABORATIONS
水曜日, 12月 7th, 20112000年よりトロントで活動する中国系カナダ人ショウハン・リームによる1人ユニット。独自な温かみのあるポップなエレクトロニクス・サウンドが世界中から高く評価される。08年4th『UPHILL CITY』で日本デビュー。大ヒットを記録する。その後も様々なプロジェクトで話題を振りまく中、到着した新たなアイテムは、ショウハンがかねてより懇意にするアーティストが集結したスペシャル・コラボレーション・アルバム。miyauchi yuriをフィーチャーした新曲3曲に、トクマルシューゴ、オオルタイチ、ララトーン、モンタグ、ウォッチマン、ドット・テープ・ドットといった洋邦の曲者達が手がけた極上のリミックスを6曲収録。愛すべきロボットの過去、現在、未来を集約し、新たな魅力を付与している。
CAMERA OBSCURA / LET’S GET OUT OF THIS COUNTRY
水曜日, 12月 7th, 2011男女混合5人組インディー・ポップ・バンド。パステルズやティーンエイジ・ファンクラブ(現ドラマーのフランシス・マクドナルドはバンドのマネージャーも担当)、ベル・アンド・セバスチャンと多くのバンドを輩出してきた音楽都市グラスゴーにて1996年に結成。2001年にアルバム『Biggest Bluest Hi Fi』でデビュー。どこか懐かしい60年代風の楽曲とさわやかなハーモニー、そしてなにより心の琴線に触れる温かなメロディーで話題に。2nd、3rdがスーパーチャンクのレーベルMERGEからリリースされ、アメリカでも大ブレイクを果たす。初来日を記念して、2006年にスペインのエレファントよりリリースされた名盤の誉れ高い3rdアルバムを、5曲ものレアトラックを追加収録して邦盤化する。
+/- {PLUS/MINUS} / THROWN INTO THE FIRE
水曜日, 12月 7th, 201190年代USインディを代表するギター・バンド、ヴァーサスの中核をなすバルユット兄弟の末っ子であるジェイムスのソロ・プロジェクトとして2001年にNYを基盤に活動を開始。ヴァーサスが休止状態に入った2003年から同じくヴァーサスのメンバーであるパトリック・ラモスとクリス・ディーナーとのトリオとして本格的にバンド化。以降、しなやかに貪欲にポスト・ロックもエレクトロニカも飲み込み、美しきポップ・ミュージックへと昇華した3枚の傑作アルバムをリリースし、4度の来日も全て成功に収める。本作は、2009年に行われる通算5度目となるジャパン・ツアー(残念ながらパトリックは不在)を記念して急遽コンパイルされた、未発表曲、カヴァーなどを収録したスペシャルEP。
HEADLIGHTS / WILDLIFE
水曜日, 12月 7th, 2011イリノイ州シャンペーンにて活動するクァルテット。00年代初頭に、Kindercoreに所属していたMaseratiと、Parasolに所属していたAbsinthe Blindのメンバーであったトリスタン・レイトを中心に結成。Velocity GirlやLilysといった90年代のUSノイズ・ポップを00年代のエレクトロニクスで甦らせたようなそのサウンドが話題となり、05年にPolyvinylと契約する。4人組として再始動してから初のアルバムとなる本作には、これまで以上に瑞々しく輝く歌達が詰まっている。60年代ポップスや90年代のギター・ポップが持つきらめきを、現代のセンスとフォーマットでヴィヴィッドに響かせることができる稀有なバンドであることを証明したこの傑作3rdアルバムで、遂に日本デビュー。
LYMBYC SYSTYM / SHUTTER RELEASE
水曜日, 12月 7th, 2011デビューEPが、The Album LeafやMice Paradeの耳に留まり、オープニング・アクトに抜擢される。06年、Mush Recordより1st『LOVE YOUR ABUSER』をリリース。08年、The Album Leaf、Bibio、Daedelusらが参加したリミックス・アルバムをリリース。Bloken Social Scene、The Books、This Will Destroy Youらとツアーをこなす傍ら、マイクはCrystal CastlesやHer Space Holiday等のバック・メンバーも務める。ミックスをJohn Congleton (Modest Mouse、Explosions in the Skyなど)に委ねた今作は、1stで見せた大器の萌芽が、その後の充実した活動によって結実した様が、リアルに刻印された一枚に。あらゆる素材が見事に調和し、息を飲むほど美しいサウンドスケープを紡ぎだす。
Guitar / Friends
水曜日, 12月 7th, 2011ドイツ、ケルンを拠点にデジタル・ジョッキー名義で活動するマイケル・ルックナーと、日本人ヴォーカリスト、アヤコ・アカシバによるプロジェクト。2002年リリースの1st『Sunkissed』は、現在にいたる新たなネオ・シューゲイザー・ムーヴメントの先駆けとなった金字塔的アルバム。2004年にはsonarsound tokyo 2004に出演。2007年には5thアルバムを引っさげ、来日ツアーを行う。そして2009年秋、6thアルバムが完成。アカシバの身近な事柄への感謝の念を綴った日本語詞が全面にフィーチャーされ、またマイケルが紡ぎだすトラックもこれまでになく軽やかで快感指数が高い。両者の才能がまた違った形で化学反応を起こし、新しいポップの形を作り上げている。
OWEN / NEW LEAVES
水曜日, 12月 7th, 2011シカゴのポストロック・シーンの支柱的存在ジョーン・オブ・アーク。その中心であるティムの実弟でありドラマーでもあるマイク・キンセラがその素晴らしい唄声を披露するソロ・ユニット。すでに3度の来日を果たし、日本でも確固たる人気と評価を誇る。3年ぶり5作目となる本作は、前作同様、ネイト・キンセラやブライアン・デックといった巧みなサウンド・デザイナーらの協力のもと、3年間かけてSomaやEngineといったスタジオから母親の家まで様々な場所で断続的に録り貯め続けてきた珠玉の作品集。父親になるという人生における大きなイヴェントもはさみ、益々温かみ、優しさを纏っていくマイクの唄心が十二分に味わえる。まさに円熟を感じさせる10曲。